梨の袋かけ
幸水梨の袋かけをしました。しばらく涼しい日が続いていましたが、今日は午後が特に暑く、汗をかきながらの作業となりました。
果実はすっかり大きくなり、ゴルフボールより少し小さいくらいです。今のところ生育は順調!開花が遅いため春の遅霜の影響もなかったし、病気被害はそこまで多くありません。
袋かけにより、今の状態をキープしたまま収穫を迎えられることを期待しましょう。
袋かけの枚数と、かけていない果実の個数(推測)とを足し、幸水梨の標準重量(300g)を掛けると大雑把な収量が出ます。そこから面積で割り、反あたりの収量を求めたところ、全国平均の収量とだいたい同じか、少し少ないようでした。毎年何となくおこなっている摘果ですが、その程度(実と実の距離など)が全国平均と大きくズレていないということが分かりました。
あくまで推測値なので何とも言えませんが、たとえば去年は幸水梨のサイズが標準より大きかったので、実際の収量はもっと多いかもしれません。(あるいは実の数を増やせば標準サイズになる?)。この畑の梨はほとんどをくだもの狩りのお客さんが食べるので、実測値を求められないのが残念ですが、こうして大雑把に全国平均との比較ができたことにより、スタッフの経験則による摘果の程度の感覚が間違ってなかったという証明にもなったと思います。
収量を上げるには、施肥、隙間の無い枝配置、花芽の充実、病虫害の低減などが挙げられます。豊楽園において、どの要素が重み付けが強いか考えて、今後の作業の参考にしたいです。
数年のうちに改植も検討しているので、そのときは隙間なく枝配置ができるような樹形をうまいこと作りたいなあ。
さて、明日からはぶどうの袋かけです。7月頭くらいまでかかるでしょうか。がんばります。