名古屋から車で90分。恵那市でくだもの狩りをするなら豊楽園


ぶどう、梨、りんごを栽培、販売しています。

生きがい農園 豊楽園
古い町並みが残る城下町岩村を抜け、農村景観日本一の富田から阿木へ向かう国道363号、恵那と中津川の市境の峠に、豊楽園があります。
標高500m、比較的冷涼な気候のもと、山々木々に囲まれ美味しい空気と水で育った、みずみずしい果物をぜひ・・・。
1986年ごろ、定年退職後の地域の人たちが「シルバー生きがい農園」と銘打って始めた小さな果樹園です。世代交代が進み今では「生きがい農園」として、日々農作業に励んでいます。
お客さんにとっては来て楽しく食べて美味しい農園。スタッフにとっては楽しく作業できる農園を目指しています。
スタッフ一同、みなさまのお越しをお待ちしております。
自分で選んで採って味わえる「くだもの狩り」

豊楽園(第2農場)では、直販所での果物の販売と、くだもの狩りをおこなっています。くだもの狩りの魅力は、自分で選んで採ったもぎたての果物をすぐに味わえること!
くだもの狩りは「食べ放題プラン」「お持ち帰りプラン」が選べます。
お弁当を持ち込んでピクニック気分、旬のくだものを園内でお腹いっぱい食べるもよし。収穫体験をして、お土産にして家で食べるもよし。
山々木々に囲まれ、自然豊かなロケーションです。田舎体験に、リフレッシュに。のんびりとお過ごしください。
豊楽園で育てている主な品種
梨

幸水
収穫時期:8月下旬~9月上旬 梨狩りの対象品種
豊楽園の主力品種のひとつで、シーズンのトップバッターでもあります。
生産量日本一の代表的な品種。酸味がなく、甘みが強くて人気です。梨と言えば幸水!という方も多いのでは。
日持ちはあまりしませんので、お早めにお召し上がりください。
心腐れ症という実の芯の部分が黒ずんでしまう症状がよく発生し、外見からは判別できないのが難点。食べる分には問題ありませんが、程度が大きく、気になる方はご相談ください。
産地にもよりますが、温暖化によって将来的に生産が難しくなると思われます。今のうちにたくさん食べておきましょう!

豊水
収穫時期:9月上旬~下旬 梨狩りの対象品種
豊楽園の主力品種のひとつです。
生産量は幸水に次いで2番目の代表的な品種。樹上で完熟した豊水は、ほどよい酸味とそれに負けない甘み、そしてジューシーさがあり濃厚な味わいで極上です。
果皮はザラザラし、粉を吹きます。形が歪になりやすいです。栽培管理上は、枝の先端が枝垂れる、あるいは枝が暴れるので、冬の剪定時に苦労します。
温暖化により、みつ症という果肉が軟化する症状の発生率が高まっています。幸水同様、将来的に減っていく品種かもしれません。

新高
収穫時期:9月下旬~10月中旬 梨狩りの対象品種
豊楽園の主力品種のひとつです。
遅い時期に採れる大玉品種の代表格。生産量は国内で3番目です。大きなものでは1キロを超えるものもあり、ギフトとしても喜ばれます。
歴史は古く、100年近く前から生産され続けているロングセラー。砂感のある梨らしい食感、芳香、ストレートな甘みが根強い人気です。
温暖化の影響を特に受けやすいのか、日焼け、煮え果、尻割れなどで樹上で腐敗し、ほとんど売り物にならない産地も多いようです。将来的に、どころかここ数年で市場から姿を消す可能性があります。
幸い豊楽園ではそこまで酷くはないものの、やはりここ数年で廃棄量は増加しています。新高に代わる新品種の導入を計画しています。販売できるようになるのは10年後くらいかもしれませんが…ご期待ください。

あきづき
収穫時期:9月下旬
幸水、豊水、新高の血を引き継ぐサラブレッド。この3品種の特徴を融合したような味、香りが感じられます。そして何より中秋の名月を彷彿とさせる真ん丸な形と色が人気の秘訣でしょう。栽培面積はかの有名な二十世紀梨を抜き、4位に躍り出ました。新世代の代表品種です。
果肉にコルク状の斑点が生じることがあります。適宜切り取ってお召し上がりください。
直販のみ。
南水
収穫時期:9月下旬
非常に甘く、うまみも感じる品種。果肉は粗め。日持ちがとても良いです。初めて食べた時、あまりの美味しさに驚きました。栽培はやや難しいようですが、今後増やしていきたい品種です。
お隣、長野県の南信地方で開発された品種です。南水の「南」は南信の「南」です。
少量生産。直販のみ。

ラ・フランス
収穫時期:10月中旬
有名な洋梨のラ・フランス。追熟が必要です。追熟後のトロリとした食感と歯ざわりが独特の存在感を作り出しています。
主にジュースやジャムの加工用に数本栽培しています。
ぶどう

藤稔(ふじみのり)
収穫時期:8月下旬
大粒の種無しぶどう。ピオーネの子供で、ぶどうらしい王道の味わい。
糖度は極めて高く、毎年楽しみにしてくださっている常連さんも多くいらっしゃいます。
皮は食べられないが、皮離れがよく食べやすい。日持ちします。
生産量は100房程度と少量です。豊楽園のシーズンのトップバッターを彩ってくれる品種。
直販のみ。

ナイアガラ
収穫時期:8月末~9月下旬 ぶどう狩りの対象品種
豊楽園の主力品種。中サイズの白ぶどうです。白ワインの原材料としてよく用いられます。
もちろん生食でも美味しく、芳醇で華やかな香りが特長で、シーズンになると直販所がこの甘い香りで満たされて最高ですよ。
完熟してアメ色に近くなると「ゴールデンナイア」とよばれ、甘さが更に増します。
昔ながらの種ありで、皮は食べられませんが皮離れは良いです。指で実を押し出し、種を出さず飲み込むように食べるのがおすすめ。あっという間に1房ペロリといけちゃいます。
近年の猛暑と豪雨により、実割れが多くなってきました。栽培方法の工夫に取り組んでいます。

レッドナイアガラ
収穫時期:8月末~9月下旬 ぶどう狩りの対象品種
豊楽園の主力品種。中サイズの紫ぶどうです。赤ワインの原材料としてよく用いられます。
ナイアガラの枝変わり突然変異で、紫色になり、それが別品種となりました。
おおむねナイアガラと似た味、香りですが、紫ぶどうならではの渋みとコクがあります。
豊楽園では、レッドナイアガラを100%ぶどうジュースに加工しています。濃く甘い最高級の味が人気です。
近年の猛暑と豪雨により、実割れが多くなってきました。栽培方法の工夫に取り組んでいます。

バイカラーのナイアガラ(仮称)
収穫時期:8月末~9月下旬
ナイアガラの突然変異でレッドナイアガラが出来たという話でしたが、なんとそのレッドナイアガラがまた突然変異を起こし、房の一部分だけ黄色に戻ったものが出現しました!
豊楽園オリジナルです。品種登録はしないと思いますが、面白いので接ぎ木をして増やしていきたいと思っています。

マスカット・ベーリーA
収穫時期:9月上旬
ジュース用に少量栽培しています。
りんご

ふじ
収穫時期:11月上旬~下旬 りんご狩りの対象品種
りんごの王様。りんごと言えばふじ。
豊楽園でも主力品種で、りんご畑の大部分がふじです。
甘さ、酸味、香り、食感のバランスが良く、生はもちろん加工にも向いており、これ以上の品種は今後出てこないでしょう。色づきがやや悪いのが難点。
豊楽園のふじは小玉で、また無袋栽培のため見た目も決して良いとは言えませんが、濃い甘さとパリッと硬い食感が昔から評判です。ぜひ、りんご狩りで味わってみてください。

さんさ
収穫時期:8月中旬~下旬
早生品種。豊楽園のシーズンのトップバッターです。
やや酸味があり、果肉はサクッと食べやすく、夏にぴったりのさわやかな美味しさ。冷蔵庫で冷やすとなおグッドです。
肌が非常にデリケートなので、袋掛けをして栽培しています。桃のような鮮やかなピンクと黄色の模様になります。
直販のみ。

つがる
収穫時期:9月上旬
早生品種の代表格。日本国内では、ふじに次いで2番目の生産量です。
近年の温暖化により、着色不良が目立つようになりました。
少量生産。直販のみ。

紅玉
収穫時期:9月下旬
非常に酸っぱく硬いりんご。その酸味と果肉の崩れやすさが加工に適しており、クッキングアップルとして近年人気が再上昇しています。
昔ながらの酸っぱいりんごが好きな人は、生のままで食べます。
地味ながら堂々たる存在感と価値を出し続けている、いぶし銀のりんごです。
少量生産。直販のみ。今後増やしていきたい品種の一つ。

シナノスイート
収穫時期:10月上旬
名前の通り、酸味がなく非常に甘いりんごです。そしてジューシー。お隣の長野県では「りんご三兄弟」の一つとして力を入れている品種でもあります。
近年の温暖化により、全国的に着色不良が目立つようになりました。色が赤くならないので、味は一緒でも規格外品になってしまうのです。長野県を挙げての主力品種なだけに、今後が心配です。
少量生産。直販のみ。
陽光
収穫時期:10月上旬
昔ながらの品種。酸味と甘みのバランスが良いりんごらしい味わい。
果皮にサビが発生しやすく、見た目が少々悪いです。
少量生産。直販のみ。
ジョナゴールド
収穫時期:10月上旬
昔ながらの品種。紅玉の子供なので酸味がやや強めで美味しい。
近年の温暖化により、着色不良が目立つようになりました。
少量生産。直販のみ。

王林
収穫時期:10月下旬 11月頭のみりんご狩りもできますが少量です。
青りんごの代表格。青りんごと言えば王林。昔から多く栽培され続けているロングセラーです。最近はタレントの王林ちゃんのおかげで人気が再上昇しています。
香りがとてもよく、酸味はありません。日持ちがせず、すぐに果肉がボケてしまう(柔らかくなってしまう)という短所があります。王林と言えば柔らかいイメージがありますが、これが原因です。ぜひ一度、採れたての王林をご賞味ください。カリッとしていてとても美味しいです。イメージが変わると思います。
栽培上は、病気に弱く収量が減ったり、枝が直立して管理しにくかったりします。今後、育てやすく日持ちする他の黄色りんごへの代替を検討しています。
直販のみ。

アンビシャス
収穫時期:11月下旬
めったに見かけない珍しい品種。
小玉サイズで、黄色と赤色のまだら模様。近年、この見た目が逆にかわいいと再評価されています。
味は極めて良いです。他のりんごにはない「うまみ」が感じられます。小さいけど、とにかくうまい。それがアンビシャス。
少量生産。直販のみす。人気なのですが、少量しか栽培していないので申し訳なく思ってます。
今後増やしていきたい品種の一つ。
※その年の気象条件により、旬が前後します。ブログやinstagramで最新情報をご確認ください。
設備

水洗トイレ
果物狩りの施設は仮設トイレの場合も多いですが、豊楽園は男女に分かれた水洗トイレを完備。普段使い慣れた洋式トイレなら、お子様や高齢者も安心して利用できます。
おむつ替えコーナー、授乳室(女性更衣室にもお使いいただけます)
子連れの方にも安心してくだもの狩りを楽しんでもらえるよう、おむつ替えコーナー、授乳室を整備しました。元々風呂場だった、こぢんまりとした部屋ですが、ご活用ください。女性更衣室としてもどうぞ。※調乳用のお湯はご用意しておりませんので、ご持参ください。
サイクルラック
サイクルラックを設置しました。チャリダーの皆さん! 起伏に富んだ国道363号サイクリングの休憩に、くだもの狩りに立ち寄っていただき、たっぷり水分・糖分の補給をしていってくださいね。
加工品販売

豊楽園で収穫した果物を、無添加100%果汁ジュースやジャムに加工しています。
「りんごの雫」酸味と甘味のバランスが特長の完熟フジを、まるごとすりおろした食物繊維たっぷりのジュース。暑い季節にピッタリの爽やかな風味をお楽しみください。冬は温めてホットジュースにも。シナモンを振っても◎ 年によっては王林をミックスしています。
「ぶどうの雫」香り高いレッドナイアガラを使った、まるで赤ワインのような濃厚な甘みとコク、風味の贅沢ジュースです。ディナーのお供にどうぞ。炭酸で軽く割ると香りが立って楽しめます。酒石酸の結晶が底にたまることがありますので、気になる方は茶漉しをお使いください。年によってはマスカットベーリーAをミックスしています。
「人参とりんごの雫」長野県飯田市産の人参と豊楽園のフジりんごを使ったミックスジュース。繊維質が多く、ドロっと飲みごたえ抜群。毎日飲みたくなる美味しさです。
「ラ・フランスジュース」収穫後、追熟して甘みが増した洋ナシのラ・フランスを使ったジュース。1本に1.2キロ分の果実が詰まった、リッチな味わいです。
その他、ジャムも販売しています。
園内の直販所、近隣の道の駅で販売しているほか、ショッピングサイトにて通販も行っています。ご家族で楽しむ、大切な人へ贈る、お供え物に……等々、ぜひご利用ください。

代表 中野周平
山口県下関市出身、中津川市阿木在住。
2023年春より、豊楽園代表に就きました。美味しい秋の味覚をお届けできるよう、日々励んでいます。変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
農業のほか、イラスト業、文筆業もおこなっています。趣味は登山や旅行、お絵描き、音楽など。
2022年『僕の歩き遍路 四国八十八ヶ所巡り』(西日本出版社)刊行
2024年『ドラえもんの理科おもしろ攻略[新版]生物(植物・昆虫・動物)がわかる』(小学館)まんが作画担当
2025年『四国歩き遍路マニュアル』(西日本出版社)刊行
豊楽園 メディア情報
代表インタビュー|岐阜県就農就業ポータルサイト ぎふっ晴れ
くだもの狩り取材|岐阜・恵那山麓ローカルメディア おへマガ
動画インタビュー|一般社団法人 えな健幸生活支援隊 ちょっとHOTタイム
前代表インタビュー|岐阜・恵那山麓ローカルメディア おへマガ