2023年度開始！代表が代わりました。

豊楽園の新代表の中野周平です。

2023年4月1日付けで、前代表の西尾氏より豊楽園を引き継ぎました。僕がこの農園で働き始めたのは2020年12月からですから、おおむね２年と数ヶ月が経っての事業承継です。代表は変わりますが、農園スタッフはおおむね変わりはありません。

これまで豊楽園が築いてきたお客さんからの信頼を裏切らないよう、一層の努力をしていかないといけないと、ひしひし感じています。知識や技術を深め、よく果樹を観察し、より美味しいぶどう、なし、りんごを作れるように。

変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたしますm(__)m

例年より早い春が来て、ここ恵那市岩村町や中津川市阿木でも桜が見ごろ、水仙やタンポポ、コブシ、芝桜など色鮮やかな里山の景色が目に嬉しい。しかし、そんな早い春はもちろん果樹にも影響があり、なんと３月中だというのに梨の一部が開花してしまいました。

豊楽園の歴史は1987年からと聞いていますが、当時とは気候がガラっと変わってしまって、収穫にも悪影響があります。今後は温暖な気候に適した品種への移行（改植）も真剣に検討する必要があると感じています。と言いつつ、僕はどちらかというとフットワークが重い性格なので始める前は不安ばかり募りますが…。とにかく、試行錯誤を楽しむのが農業の醍醐味ですから、いろいろやってみるつもりです！

初っ端から暗いテーマになってしまいました。創始者が名付けた「豊楽園」、その名づけの意図は分かりませんが、シンプルに解釈して、食べる人も作る人も、豊かで楽しい時間を過ごせるような農園を目指そうと思います。農業は楽しい、それはこの２年間、本当に実感していることです。そこから外れないように、頑張りすぎず、でもしっかり身体を動かして、美味しい農産物を作り続けたいです。

それでは、温かい応援のほど、よろしくお願いいたします。秋のシーズン以外でも、いつでも農園に遊びにお越しくださいね。

2023年4月1日　豊楽園　新代表　中野周平

1989年山口県生まれ。京都大学農学部森林科学科卒、同大学大学院修士課程修了。職歴はSE、森林土木等。転勤や転職によりあちこち引っ越していたが2020年冬より知人の誘いで中津川市阿木に来、恵那市岩村町の豊楽園で働き始める。農業や果樹は大学の専門分野ではないため、日々勉強中。2023年4月より豊楽園代表。イラストレーター業や文筆業もする。著書に西日本出版社刊『僕の歩き遍路 四国八十八ヶ所巡り』がある。読んでみてね。